夫婦、家族〜離婚と生活、人生について考える

夫婦って何だろう、結婚って何だろう、幸せに生きたい〜そんなあなたへの言葉

不倫女性も思う、いっそのこと嫌いになりたいと・・・

いっそのこと嫌いになれたらいいのに・・・  妻がそう思う


また、別の一面から不倫女性も同じように思っているのでしょう。
あなたが、もしも不倫女性と言われる立場であったら、どんな気持ちであなたがお付き合いをしている男性のことを思うのでしょう。お花畑と言われる時期は、全く何も見えない時期

どうやってこの付き合いを続けていくのかしか考えてないでしょう。

 

でも、時間がすぎて だんだん現実が見えてくると、自分のしていることの意味や、その罪深さも感じ始めます。

 

そして、その罪深さを打ち消すために、「私が悪いのじゃない」「家庭に不満があったから」と思うのです。

 

家庭に不満がある、と言いつつ 家庭に戻る彼

家庭に不満がある、と言いつつ 妻との暮らしが垣間見える(当たり前ですが・・)

もうこんな関係終わりにした方がいいはず、頭でわかっていても 自分の中にある感情が揺さぶられる・・・

罪の意識と、罪を感じないように打ち消す思い、それでも感じるもの哀しさ・・・(自分のみじめさとでもいうのでしょうか・・・)

そんなときに、もう彼のことが嫌いになれたら どんなにいいだろう、と思うのではないですか?

 

彼もあなたの前では、いい顔をしている このことを現実として受け止めないと 真実を見誤ってしまいます。
(もちろんあなたといる時には、いい顔をしている、そんな気持ちになっているのでしょうが・・・)

 

 

f:id:chie-kiku:20181016092122j:plain

 

あえて嫌いになる必要はないのかもしれません。

嫌いになるよりも、大切なこと それは関係を終わりにすることなので
まず、終えること・・・そこから、気持ちを整えていくことが必要です。

 

あなたが費やしている 今の時間は もう戻ることのない時間なのです。あなたの人生にとって とても大切な時間なのです。

 

不倫からはじまった恋が、その後幸せになれるのか・・・・

 

なれない、と言い切ることはできません
なれるとも言えない でも、難しいことの方が多いのが現実でしょう。

 

ただ、言えることは その関係には 彼の家庭、家族、という存在があるということ、その存在が 確実にあるのです。それがどういうことか・・・その重さを、受け止めきれますか?

 

そして、もうひとつ厳しいことを言います。

あなた前で見せている彼の顔、それはほんの一面。

ある意味、自分の描く夢の世界で自分の都合の良い男性を演じているのです。

あなたと会うことは、彼自身が何かから逃げているのです。

あなたといると楽だから、気が休まる、癒される、いろんな言葉をささやき愛のような錯覚をさせるでしょう。

でも。楽で気が休まって癒される・・・それは、なぜでしょう。

向き合うべき現実から逃げているだけなのです。

 

 

 

 

もしも、あなたとの未来を考えるのなら・・・

あなた自身の幸せを願うのなら・・・・

彼の行動は、どうあるべきでしょう。

あなたの存在に逃げ込んでいるだけなのです。

 

あなたの人生の大切な時間、幸せに生きて欲しいと願うばかりです。

 



いっそのこと嫌いになれたらいいのに・・・

いっそのこと嫌いになれたらいいのに・・・

こんな仕打ち、あんな出来事、辛い思いばかりなのに、
なんで別れられないんだろう・・・

 

嫌いになれたら、楽なのに・・

いや、嫌いかもしれない、もう嫌になってる気持ちも大きくなってきている・・
でも、やっぱり 

 

ふとした横顔をみたとき

何気ない声を聞くとき

 

やっぱり気持ちが刺激される

やっぱり この人のこと好きなんだ と感じる

 

どこがいいんだろう

なんでだろう

もう許さない!許せないんだから!と嫌いになることができたらと思う・・・

 

そうすれば修復したいと思わなくなるのだろうか・・

 

難しい修復への道のりが、そうさせているのかも・・

もう嫌いになれれば、修復したいと思わなくなるのかも・・・

そうすれば、こんなに新たな苦しみを味わわなくてもいいのに・・

 

そんなふうに思ってしまうのでしょう。

 

修復したい、と強く願う

なのに、うまくすすまない

そして、そこで感じる苦しみは

不倫を知ったときに味わった苦しみとはまた違う苦しみ

 

当時よりも、もっと深いところでの苦しみかもしれないとさえ感じる。

 

そこにいるのに、気持ちが通じ合わない感覚

そこにいるのに、ひとりでいる感覚

 

もういい!と思うのに

 

そんなふうに私がなったときに、やさしさを見せてくれる、感じさせてくれる・・・
だから、やっぱりやり直したいと思う。

 

この繰り返し

 

なにがこんなに難しくさせているのだろう

 

私が悪いのだろうか・・・

許せないから?

 

いや許している(つもり・・・)

 

 

f:id:chie-kiku:20181014172039j:plain

 

きっと こんなこと考えることもなく 
私はこの人とやり直すんだ、という覚悟のようなものが必要なのでしょう。

いろんなことを考えてしまうのは、それだけ揺れているということなのです。
揺れるときは、その揺れを感じることで 揺れがおさまる。

ブランコの揺れ、抵抗すると ぐちゃぐちゃになりますよね。

自然にまかせて抵抗することなく揺れを感じると、だんだん止まってくるものです。
揺れる気持ちも、同じようなものかもしれません。

 

やめられない不倫の証拠探し~信じたい心がそうさせる~

不倫を疑った時、また不倫が終わったと聞いた後でも、
どうしてもやめられないこと、
それが夫の行動の把握と、その行動を裏付ける証拠を探してしまうことでしょう。

 

こんなことをしてはダメだ、余計に自分が傷つく、嫌な思いをしてしまう。
そんなことわかっている、確かにそうなんだけど、でもやめられない・・

 

そして、何も見つからねば ほっとして安心する
そうでなければ心はざわつく

 

証拠探しをしている時って、「どうか何も見つかりませんように」と祈るような気持ちになることでしょう。

 

それだけ信じたいのですよね。


何もないと言って欲しい、
何もないと言った言葉が本当であってほしい、
嘘はつかないで欲しい、そんな夫を信じたい気持ちがそうさせるのです。

 

信じたい気持ちだけで信じられるなら、
早く楽になれるのでしょうが、
あなたの中の信じたい気持ちと、信じられない気持ちが葛藤するのです。
だから、こんなことしてちゃダメと思うのでしょう。

 

いったん信じられなくなった夫を信じたい
証拠探しを続けている間は、その信じる確証、
信じていいよね、という保証がほしいのです

 

信じる確証、とは「私を安心させて欲しい」そんな願いでもあります

不倫のことの謝罪があったとしても、
「もう会ってない」そう夫は言っても 
夫の態度や言葉、全身からでる空気感から「安心」を感じられないからなのですね。

 

「お願い、私を安心させてください」そんな心の叫びがその行動から聞こえて来ます。


そんな妻の態度に、
今度は夫の方にいつまでたっても信用してもらえない、
という感情が生まれてきます。

 

ここで、また感情の行き違いがはじまるのです。

 

夫から安心させてもらうのか、私の中から不安を追い払うのか・・・

 

信じることは、自分の中から生まれます。
そのために必要なことな何なのか・・・
信じることは自分次第、という一面もありますが、
一筋縄ではいかない心の葛藤がここにもあるのですね。


f:id:chie-kiku:20181017114124j:plain

 

プロフィール~筆者の思い

ブログ運営者:chie-kiku 

HN: ひまわり

産業カウンセラー/終活アドバイザー 

 

カウンセラーとして傾聴を大切にした学びを重ね、個人カウンセリングを5年間してきました。それまでは、ボランティアでの不登校や子育て相談にも応じてきました。

個人カウンセリングは、夫婦問題、家族問題が多くブログからのお問い合わせを中心にお受けしてました。既婚男性からのご相談は妻の不倫に関するもの、その逆の妻側からの悩みは夫の不倫の辛さとともに再構築に向けて自分自身の生き方を見つめなおすことに寄り添うことも多くありました。

また不倫当事者としての女性からの生き方の悩みもお聴きしました。

 

どの悩みにも、その人の苦しみがあります。

そしてその生き方を問い直し自分を見つめなおすことにつながる時間を伴走させていただきました。そして、より認められるカウンセラーとしての資格として産業カウンセラーの学びと資格取得をし現在に至っています。

 

以前は、フリーランスでカウンセラー名を名乗り集客のためのブログ記事を書いていましたが、現在女性の相談を受けることは継続していますが表立ってのカウンセリングとしての活動は控えております。

 

ただ、現在の相談業務の中でも やはり家族問題の気づきや伝えたい思いが出てくることもあり、その思いだけでも伝えられたら、そんな思いの記事が 今悩んでいる方の何かのヒントや生きることへの助けになればと思い、今に至ります。

 

女性の生き方が多様化した時代とはいえ、結婚、家庭、仕事、出産、子育て、人生に起こる様々な出来事がその生き方の辛さや苦しさにつながることもすくなくありません。

 

悩める女性が少しでも明るく幸せを感じて生きていけるお手伝いがささやかでもできればと思う限りです。

 

 



 

 

 

長引く不倫からの新展開〜不倫終結のきっかけ

長引く不倫、不倫発覚後数年にわたり関係が続くこともあります。いったいいつになったら・・・、もうこの夫婦関係の修復は難しいのではないか・・と不安も大きくなることでしょう。

 

不倫が長引くと、もうこのまま不倫女性との関係の方が良くて妻である私との関係は取り戻せないのかも、と思ってしまいます。

 

ただ、不倫が長引くことで、その不倫が終わることもあるのです。

 

不倫がはじまったころは、全てが新鮮です。現実の生活に、疲弊していたり、自分をわかってもらえない不満、ストレス、いろんなものから解放されたかのような感覚でいっぱいです。

 

これこそが、自分の求めていた世界だ、とも思うのでしょう。

 

不倫関係は、いい格好が出来る世界です(男性も女性も)現実の嫌なことから逃げ出している世界ともいえます。そこでは、少しでも心地よくなるようにお互い努力もするでしょう。そうすれば居心地がいいことに違いはありません。

 

そして、その時間は有限

限りがある時間だから、出来る世界

その時だけ、お互い一番いい人になっているのです。

 

 

タイマーではありませんが、ある時間がくると その関係は一旦終了、そしてリセットされ また新たに次にあう時間が作られる。そんなことを繰り返していくのです。

 

だから、いつまでたってもいい顔をして続けることが可能なのです。

 

 

でも、そんな関係も長く続けていくと・・・

ある意味、もう一つの夫婦のようなものになってきたとき・・・お互いのいろんな面を感じ取ります。あれだけ、心地よいと思っていた関係だったのに・・・まるで、家で妻に言われることと同じことを体感したり、また別の場面での違和感を感じたり・・・これは、関係が長くなればこそ生まれる歪みでしょう。

 

そうなったとき、感じること。それは、相手が変われば何かが変わると思っていたことが、実は相手が変わっても同じことだ、と気づくのです。また、違和感を感じた時に 家庭での居心地の良さを改めて感じたり、自分のいるべき場所を再確認したりするのです。

 

f:id:chie-kiku:20181009143328j:plain

 

なにもここまで待ちましょう、ということではありません。ただ、不倫が長く続くと 妻として自分がダメであると感じる時間も長く、未来が見えにくくなります。それでも、長ければ未来がないか、というとそうでもない、長いからこそ見えるものもある、と感じるのです。

 

そして、こうやって気づくことができ、家庭に戻ることができたあとがとても大切な時間なのです。

 

その時間をどんなふうに作り上げるか、が本当の修復になるのですね。

結局、どこにいっても同じこと、相手を変えても同じこと、という思いから、やっぱり妻の存在が必要だと思われ、夫の存在が大切だと思いたい、そんな人生を送れることが幸せを感じられる人生だといえるのではないでしょうか。