夫婦、家族〜離婚と生活、人生について考える

夫婦って何だろう、結婚って何だろう、幸せに生きたい〜そんなあなたへの言葉

夫の謝罪の本気度と見破られる嘘〜自己一致の世界とは

夫が言ってることが、なんだか信じられない

それ本当の気持ち?

なんか、嘘っぽい

疑っちゃダメだけど やっぱり信じられない

 

理由はわからない、何を根拠にと言われてもわからない

でも感じる 嘘っぽさ

 

不倫したことに対して謝罪の言葉はあるけど、なんか伝わらない。どうも本気度が感じられない。

でも、これを言ったら終わりかも・・

せっかく、ここまでたどり着いたのに・・・

 

なんで嘘と感じるのかな〜

あの嘘っぽさをどうして感じちゃうんだろう

女の勘、なんて言っても仕方ないし・・・

 

そんなふうに感じることはないですか?

 

それは、夫の気持ちが言葉についていってないから、その違和感を感じ取ってしまうのです。

 

 

夫だけではなく、他の場面でもないですか?

なんか言ってることと思ってることが違いそうと感じるということ。うれしいわ〜と言ってるんだけど、どうもその笑顔がうれしそうに感じられない。「大丈夫、大丈夫」と言ってるのに、ちっとも大丈夫そうじゃない、言葉から伝わるはずの気持ちが感じられないこと。

 

私たちは、自分で感じている自分自身の中にある感情と、言葉にして出す外に出す感情があります。この二つの感情の一致があってはじめて、ひとにその感情が伝わるのです。

 

この中にある感情と表現する言葉が、ひとつになることを自己一致と言います。自己一致した言葉こそが人の心を動かす力をもった言葉になるのです。

 

 

だから、夫の言葉がどうもしっくり受け取れないというとき、夫の本音はどこか違うものかもしれないということになります。

本当はどう思ってるの?

本当の思いを言って!

 

自己一致させた言葉を聞きたいですよね。

 

 

自己一致

 

本当に思ってるの?

それ、嘘じゃん

本気じゃないじゃん

 

だって嘘が伝わるよ

 

それが自己一致の世界 なのです。

 

 

自分の心と言葉が一致すること、それが自己一致の世界なのです。

 

 

それはあなた自身にもいえること、周りの人に気を使って「もう大丈夫です」と言うけど、まだ気持ちは全然大丈夫じゃないときや、夫のことをまだ信用しきれてない、けど ここは信じていると言っておかないと、ダメかも と思うときなど、心の奥底で思っていることと、口に出す言葉や行動が一致していないことありませんか?

 

夫婦のすれ違いに、お互いが自己一致していない状態でのコミュニケーションを取っていたとしたら・・・・永遠にわかりあえることはないでしょう。

そして、義務感のような夫婦関係になり、夫婦として求めているにも関わらず、なぜか表面的な関係だけになってしまう。

こんな現実がおきるでしょう。

 

だからこそ、大切な自己一致

 

 

 

これは夫婦関係だけでなく、行きて行く上でもとても大切なことになります。

 

もし、この違和感を感じたら 本当はどう思っているのか、どうしてそれを伝えられないのか、と思いを寄せてみましょう。

 

そして、あなた自身も自己一致している言葉を出せているのか、と感じてみましょう。自己一致した言葉は自分でも発していて力強く出てくるものです。自己一致した言葉は人の心を動かすのです。

 

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夫は謝罪しなければと思っている、でもその心の中には「俺だって」と言いたかった言葉があるのかも知れません。

あなたも、まだ信用しきれていない、そんな思いがあるのに、もう何事もなかったのようにふるまっていませんか?

 

自己一致させると言うことは、自分の中にある感情を受け止めて認めないとできないことなのです。

 

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親子の関係性が夫婦の関係性を左右する

親子の関係性が夫婦の関係性を左右する、

〜親子関係の影響が深い夫婦の関係性〜

 

夫婦の関係性を築くのに重要な役割を果たすのが、親子の関係性です。親子の関係性がその後の夫婦の関係性を左右すると言っても言い過ぎにはならないと感じています。

 

この親子関係を通して、どんな人格を形成されたかということが、夫婦の絆を築き上げること、夫婦関係を構築することへ繋がっているのかと実感します。

 

もちろん子供が目にする親の姿、夫婦の姿がひとつのモデルパターンとしてインプットされることはあるでしょう。そのモデルパターンに対して、こんな夫婦になりたい、と思ったり、こんな夫婦にだけはなりたくない、と思う それは誰しもあることでしょう。

 

だから、ついつい子供のためにいい夫婦でいなくちゃ、と思うんですけどね・・

 

でも、いくら夫婦仲良くしていても子供への関わり方でその子が将来結婚してからパートナーと築き上げる夫婦関係が親と同じようになるとは言えないと思うのです。

 

だからこそ、1人親だから・・ということは関係ないのではと思ってしまいます。(これは話がそれますが・・)

 

大切なのは、その子とどう関わるかが大事なのです。

 

夫が、家庭の中で 夫らしく生きていけない(夫らしくってなんぞや?ということは今回はあえてふれませんが)なんだかいつまでたっても子供のまま、あるいは妻に求めているものは便利屋のようなこと?

そんな生活の具体的なところから、人としての部分、妻とどう関わるのか、自分から積極的に関わろうとしない、自分のことしか考えてないような態度、1人で悩みを抱え込んでしまったり、この人にとって結婚っていったいなんだったの?と感じるような場面をいくつも感じてしまうことがありませんか?

 

こんな夫を感じる、夫婦関係は どんどん気持ちの距離が離れてしまいます。そして、こんなふうに自分のことしか考えられない夫に不倫ということが起きるのもしばしばです。

 

夫の親との関係を、落ち着いて思い返して見てください。

 

親子の関係性、ひとつは過干渉 いろんなことを干渉される育てられ方には、自立という面が損なわれます。自分で考えなくても、決定しなくても、また面倒なことをしなくても、ことが進んでいく そして失敗した時には親が尻を拭う、そんな人生。そこに自立は生まれません。

また、その逆の放任、自由にしていいよなんだけど、自由が全ていいのかというとそうでもありません、好きにしたらいいよ と言われても、何を選択したらいいのか、自分はこれでいいのか、自信のないままの人生になったり、逆に何をしてもいい、という規範ができたりします。

 

どちらにしても、何が欠けているのかというと 人との距離感が抜け落ちているのです。この距離感を感じることで人は自立という世界に飛び立つことができるのです。

 

 

親子の距離感とは、世話を焼く、困っていることを助ける、一緒に悩む、悲しむ、そんなサポートをしながらも 心の距離を正しく保つことが大切なのです。この心の距離感がないと、子どもと親が同一化してしまい、ただの過干渉となるでしょう。

 

また、放任にしても同じこと 自由にしてもいい、でもあなたはどうしてみたい?と問いかけることで子どもの心に寄り添っていることになります。なんでも好きにしたらいいよ、だけで心が寄り添っていないと愛を感じない、愛に飢えた状態が続く大人になってしまうでしょう。

 

この寄り添う心をもって親子の距離感が作られていくことが、大人になって、1人の男性として女性との距離感を作り上げることに繋がっているのです。

 

不倫をする男性に欠けているのが、この自立の部分であるとも感じています(具体的な生活の自立、ということではなく精神的なものです)

 

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過干渉で育っているから自立できないということもありますが、放任されたから、今度は自分の家庭こそはと思っているのに、愛情のかけ方や愛され方がわからないまま結婚生活を続けているという男性が多いのも現実ですね。

 

夫とその両親の関係性から、夫自身の成り立ちのようなものを感じられるかも知れません、そして夫の抱える本質的な問題に近づくことができるヒントがそこにあるのかもしれません。

 

不倫関係で、男性が逃げずに責任をとることはない〜それが現実

このブログへお越しいただいてる方には、妻の不倫に悩むご主人さまもいらっしゃいますし、またその奥様、不倫をしている妻、という方もいらっしゃるようです。

(直接の感想をいただくこともありますが、検索ワードや検索ページからの推測の範囲ではありますが・・・)

 

もしも、今この記事を読んでくださってる方が 自分自身が不倫をしている、そして悩んでいるというのであれば・・・あなたのお相手の男性が、あなたのための責任をとる行動をしてくれることは、ほとんどないと言っていいでしょう。それが現実なのです。

 

何も起こらず、2人で密会を重ねている時は、いろんな言葉で将来を思わせるようなことを言ってるかもしれません。でも、いざという時にどうなるのか・・そこが本質なのです。

 

もしも、今2人の関係が彼の奥さんに知れることになったとき、ほとんどの男性が「しまった!」「まずい!」「こまった、どうしよう」という発言をします。そして、どうにか穏便にことを済ませようと思案するわけです。

 

それってどうですか?

一番に、家庭を守りたいからってことになりませんか?

もしかしから、家庭ではなく自分自身ということになるかもしれません。そこは、男性自身の問題であって突き詰めていくことでその本質はわかるでしょうが、その時点でわかることは不倫相手であるあなたのことを一番に考えているのではない、ということ。

 

それが現実です。

 

まずは、家庭があってその上での不倫なのです。

 

今の不倫関係が、もしかしたら あなたにとって生きていく支えになっているのかもしれません。それでも、いつかは何らかの答えを出さずにはならない時が来るのです。

 

不倫関係が長く続けば続くほど、その答えは重く苦しいものになるはずです。

 

結局、男性は 妻を傷つけると同時にあなたも傷つけていることになる、男性にとってもあなたとのひと時が 今を生きる支えになってたかもしれません。

 

それでも、いつまでもそんなままでは人生を生きていけないのです。

 

誰も幸せになることができない関係、それが不倫である

 

 

 

今ほんのひとときだから、と思って関係を続けているあなた・・いつまでもこのままではいられないのです。

結局は、傷つく女性の存在があって成り立っている関係、それが不倫、聞きたくない言葉かもしれないですが、それが現実なのです。

 

そして、自分の大切な人生の時間を、傷つくためだけに過ごして欲しくない、いろんな人の相談を受けることでより強くそう願わずにはいられないのです。

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50〜60代が抱える夫婦問題の苦しみ

50~60代が抱える夫婦問題の苦しみ

 

クライアントさんのお話を聞いていてこの世代特有の苦しみ、悩み、というものをひしひしと感じます。30代はなんとか修復したいと思いながら過ごし、40代に入り、それでも頑張る、そして子育てという大仕事があるがゆえ この子育てが終わる頃には落ち着いていたい、という願い。

 

また、子育てで一生懸命で問題からちょっと目をそらすことができた時代。30~40代は答えを出したくても出せない状況が続きます。だからこそ50〜60代を迎えるころには、自分の生き方を見つめ直したい、夫となんとか生きていきたい、または夫とは決別して生き直しをしていきたい。

そう思って過ごしてきた時代があったのに・・

 

いざ、50〜60代を迎えた自分は・・・

 

若い頃と同じように生活に対する不安は消えず

気持ちの不安も何も変わらず・・・

それ以上にがんじがらめの、つながりを感じてどうにも身動きがとれない自分を再確認し・・

また、どうしようもない現実をつきつけられる。

 

夫との距離が縮まるどころか、ますます感じる冷たい空気

 

また、ずっと信じてやってきたのに今になっての裏切りともいえる不倫行為。今になって、この先こんな時間がずっと続くのかと思うと、辛いだけではない、何か自分への情けさなさえ感じてしまうのがこの世代特有の辛さです。

 

どうしようもない現実を抱えながら人は生きています。

このことを痛いほど感じるのが、50~60代の生き方なのかもしれません。(もちろんどの世代にもいえることですが・・・)

 

子育てが済むまでと思っていたら、今度は子供が結婚するまでは、となり 結婚したら孫が生まれ また新たな親戚付き合いがはじまり・・・

いろんな人間関係の渦の中で 自分の意思とは関係なくがんじがらめの環境に居ざるを得ない。

私が望む人生って いったい何だったの?自分の人生の描きかたさえ見えなくなってしまう。

そして、この先自分の人生はこのままなんだろうか・・と押し寄せる恐怖、縮まらない夫婦の距離感。

 

この先、今感じているこの虚しさをずっと感じ続けて生きていくのだろうか・・・・

そんな思いでいっぱいになるのでしょう。

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束縛という名の依存〜夫の深層心理

夫婦が束縛される関係となっている場合、主従関係が生まれ束縛する側が主となり、束縛される側が従となる。

たいていの場合、夫が主となり妻を束縛するパターンが多いものです。

 

夫が妻を束縛しはじめると、行動だけでなく思考までにも至っていきます。全て、夫のいう通りにしてほしい、妻も妻でそうでなくてはいけないと思い込んでいる場合や、そうしていかないと夫婦関係、家庭運営がスムーズにいかないからという理由で我慢しながらも夫にあわせているという場合もあるでしょう。

 

この夫が妻を束縛するということは、男性としての威厳を保ちたいという一面があるでしょう、特に一昔前の男性には多かったかもしれません。・・いや、若い世代でも結構あるかな・・・・

とにかく、女性を思うように采配したい、自分の支配下に置いておきたい、そうすることで自分自身が成り立つ、つまり男性としてのアイデンティティが保たれるのです。

 

それは、自分の思い通りに動いてくれる妻の存在があってはじめて成り立つのです。

 

洋服が出ていないと困る

食事の支度ができていないと困る

自分と一緒に行動してほしい

自分好みの女性で居続けてほしい

自分の思い通りの女性でいてほしい

自分ができないことは全て補ってほしい

 

こんなことを、自分は妻に依存していると自覚している人はまだいいでしょう。

 

問題なのは、自覚がないタイプです。

 

その場合、妻を思い通りにしたい、これを愛情だと錯覚していたり、夫というものは妻を束縛して当たり前と考えていたり、そうすると今度は自分の意見に逆らうことも許さないというところまで進んでしまうこともあり、度を越すと危険ゾーンになってきます。そして、自分の思うように妻が行動しないことが苛立ちと怒りを伴ってくる場合もあります。

 

こういう夫の場合突き詰めていくと、とても大きく妻に依存しているということになります。

夫のいうことを聞いてくれる妻という存在があってはじめて、自分自身が成り立つ、妻の存在なしに夫は存在できない、つまり、それだけ妻に依存しているということに他ならないのです。

 

主従関係の「従」であるいうことを聞いている妻の方が、依存していると思われがちですがその表面的な問題ではなく深いところまで突き詰めていくと、結局は依存しているのは夫の方であった。ということになるのです。

 

妻が、この夫婦関係の構図に気づくことが、この状況から抜け出す第一歩になるのでしょう。

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