取り戻したいのは妻との生活?それとも・・”夫婦関係修復・・・何を目指しますか?”
妻の不倫を知ってから、まず思うのは なんで?どうして?という怒りと疑問 そして自分の持ってる、自己肯定感を崩されるアイデンティテーの喪失。
それでも、一番に願うのは妻との夫婦再生 落ち着いた幸せ、家族としての幸せ、もう一度 あの頃に戻りたい
でも、果たして戻れるのか・・・妻を許せるのか・・・自分への葛藤
こんな時間が繰り返されます。
そして夫婦関係修復を望んだ時、一番問われるのが どんな夫婦になりたい? ということです。
今までように戻りたい、と思った時 今までのままでいいのだろうか?と考えることが必要になってきます。それは、もしかしたら 一番考えたくないことを考えることであったり、見たくないことへ目を向けなくてはならないことだったりします。
今までの家庭の姿、家族のあり方を思い浮かべてください。あなたの望んだ姿だったでしょうか?自分の望んだ姿?それさえも考えたことがないという男性も多いのではないでしょうか・・・
当たり前のように、繰り返される日々 そんなこと考えることすらなかった考える必要もないと思っていた 普通に、家族がそろって日々過ごしていること 家庭って そんなものだと思っていた
そんなふうに、考えたこともないことを考える時 とても苦しくなるものです。 だって、それは考えたくなかった問題であったり 考えることすら逃げていた問題であったりもします。
そして何も問題と捉えていなかった自分へ愕然としたり 何をどう考えていけばいいのすら わからなくなることでしょう。
怒りの感情のあとに、くる悲しさが大きくなると つい、妻の犯した行為のことばかりが気になります。そして、そこに意識があるうちは 自分がどうしたいのか?というとこへ目を向けられません。
相手(妻)をどうさせたいか、という意識ばかり働きます。
本当に大切なこと、一番向き合わなくてはならない問題は あなたが 望む修復後の姿は どんなものですか?とイメージしてください。
そのイメージが、形だけのものではなく 心の部分も大切にしてほしいと願うのです。
形というのは、生活の表面的なこと、具体的なこと、わかりやすいことです。
心の部分というのは、どんな関係性を作り上げたいのか自分の大切にしている思いは、いったい何なのか いわゆるわかりにくかったり面倒臭いことであったりするのです。
そして、それこそが生きるということにつながります。人生の「生」という文字は、生活の「生」でもありますが生きるという文字でもあります。
取り戻したいのは、妻との生活ですか?それとも、妻と生きていくことですか?