思い出があることの幸せと悲しさ
付き合い始め、新婚当初
「これからたくさん思い出作っていこうね」と言います。
思い出がまだない頃は、二人の思い出があることへのあこがれ、二人の歴史を作り上げていくことへの希望にあふれていました。
希望があると同時に、まだ思い出がないという不安も抱えていました。
そして月日が流れ、思い出が積み重なってきたころ
気がつくと、思い出しかない今の現実を感じるときの新たな寂しさと、これからどれだけの思い出が積み重ねることができるのだろうという不安。
また逆に振り返ると、思い出って何だったんだろう?という虚しさ。
私の思い出は出来事だけ?そのときの思いは、いったいどんなだった?
今を通じて過去の本当の思いを探る作業
夫婦関係に行き詰ると、思い出があることさえ悲しみのもとになってしまいます。
思い出に左右されるのは本当に辛いです。その思い出は確実に二人にあった歴史それでも、その思い出が今のあなたを辛くさせることもあります。
思い出が、輝くのは今の生活の輝きがあってこそなのですね。
虚しいですね、一生懸命作り上げた歴史のこと
いっそ、そんな思い出が出てこなければ私は楽なのに・・と思う人もあるでしょう。
☆:;;::;;:*:;;::;;:☆:;;::;;:*:;;::;;:☆:;;::;;:*:;;::;;:
また、逆にいったい私の人生に思い出はあったのか・・・
大切にしたい思い出とは、出来事と同じだけの思いが感じられるからこそなのです。
私の思い出に確かな思いがあったのかさえもわからない、
信じられない、そう感じるときはまた別の意味でも虚しいものです。