夫婦、家族〜離婚と生活、人生について考える

夫婦って何だろう、結婚って何だろう、幸せに生きたい〜そんなあなたへの言葉

私を脅かす不倫女性〜妻が劣っているわけではないのです

不倫問題に悩み、苦しいことの大きな理由に、不倫女性の存在があります。

 

見えない存在としても、とても気になるもの

またその存在が知っている人であれば、なおさらなんともいえない悶々とした気持ちになります。

また、知らない存在であったのが、知ってしまったことで苦しめられるということだってあります。

 

 

そして、夫が不倫女性の元へ通うとき、やはり彼女の方がいいのかも と不安になる

会社の同僚だと知れば、職場での夫の様子を手に取るようにわかっているのだ、と落ち込み。

趣味を通じた存在であると知れば、私の知らない世界を一緒に楽しんでいる様子が浮かぶ。

同窓会を通じた、昔の知り合いだとわかると、夫の生きていた時代を一緒に生きていたのだから・・と

とにかく私の知らない夫を知っている、という恐怖にも似た思いが押し寄せてきます。

 

 

私が過ごした何十年よりも、もっと価値のある世界を不倫女性は知っている。私が知らない世界を知っていることで、まるで全て不倫女性が、妻よりも優っているように感じてしまうのです。

 

 

あなたが知ってる夫の顔、そしてそこにまだ知らない夫の世界がある、そう思うと夫の全てを知っていない、という足りなさを感じます。 足りなさを感じると、その足りなさはまるで自分の欠点のようにも感じられたり、私だけが知らないということでひとり置いてきぼりや、疎外感を感じてしまうのです。

 

 

でも、それはあなたから見える景色なのです。


不倫女性は、家庭での夫の姿は知りません(夫が自分で言っていることは都合よく伝えているだけ)そして、何十年も苦楽を共に過ごしてきたことも知りません。そこには、いい時だけはなく、苦しい時も夫婦で生きてきた時間が確実にあるのです。そこに夫は存在していたのです。

 

 

若くて、まだ給料が今ほどなかった時代、節約しながら生活をしていたこと、子供が生まれてから二人でこの子の成長を楽しみに見つめていたこと、夫の外での姿に気を配るように、身だしなみを整えてあげていたこと、逆に夫は仕事がきつくなった時も家庭のためにとがんばってくれていたこと、いろんなことに家族があり、家庭があり、妻があり、夫があったのです。

 

 

そんなことを不倫女性は何も知りません。そして何も見えていません。

 

 

夫が口にする、日常の不平不満は聞いているでしょう。そこに、夫婦が積み重ねてきた時間は見えるはずはありません。

それが見えてないのは、ある意味夫も同じことなのでしょう。

 

決して、妻であるあなたにとって不倫女性が有利であるはずはないのです。

 

不倫女性のことを思い浮かべて、やっぱり彼女の方が・・・と思う時、不倫女性にも夫の知らない面がたくさんあるのです。そして、それは妻であるあなただけが知っていること、妻であるあなただから知っていること、がいくつもあるはずです。

 

だからあえて私は言いたいのです。

妻と不倫女性では生きている世界、が違うのです。

都合の良い面だけの不倫関係と、苦楽を共に生きる夫婦関係なのですから。

 

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一緒に作り上げてきたからこそ、いい時だけではなく 苦しいことや悲しいこと 辛いこともあったのです。そしてそれはこれからも続くのです、だからこそ生まれる強い絆、深い喜び、静かな愛情がそこにあるのだと信じているのです。