夫婦、家族〜離婚と生活、人生について考える

夫婦って何だろう、結婚って何だろう、幸せに生きたい〜そんなあなたへの言葉

正直すぎる夫が、妻を傷つける

正直すぎる夫・・・この夫によって、妻がさらに傷つく、こんなこともよくあるのではないでしょうか。

 

不倫をしてしまった、バレてしまった、こんなときに正直にあやまってくれるのはいいのですが、自分の気持ちに正直になりすぎて、「浮気じゃなくて、本気だった」とか「実は、もう気持ちが離れてしまっている」と伝えられることは、どれだけ傷つくことか・・・「なにもそこまで言わなくても・・・」という気持ちが溢れてくることでしょう。

 

 

もちろん正直に伝えることは必要なことは多くあります。でも、状況によっては 言葉を飲み込むことも必要な場面もあるのです。

 

どうして正直に伝えたいのか・・・・

 

それは、自分の感じている感情をひとりで抱えきれないからです。そして、正直に妻に告白することで、自分の気持ちを軽くしたい、と同時に許しを得たい、という2つの感情がそうさせているのです。

 

昔から、「正直に言いなさい!」「嘘つきは泥棒の始まり」などと言われて人は育ちます、だからよけいに嘘をつき続ける罪悪感から解放されたくて、告白してしまうのです。

だって嘘をつき続けることは苦しいわけですから・・・

 

それまでは不倫を隠していたから、つき続けてこられた嘘が、バレたことによって、もう嘘をつくしんどさを抱えきれなくなってしまったのでしょう。

 

 

そして、許しを得たいというのも「正直に言えば許してあげるから」とよく言われた言葉でしょう。そんな無意識のコントロールから、全部正直に言えば許してもらえる、という思いで伝えてくるんのでしょう。

 

 

その結果・・・

こんなに正直になんでも言ってるのに、まだ許せないのか・・と怒りや、悲しみを感じ、その感情が今度は攻撃となって表れてくるのです。

 

正直に伝えたことが、全て真実のように受け取れる妻は、傷つくことに追い討ちをかけられます。不倫の事実で傷ついたのに、気持ちが離れている、不倫相手と本気だった!?だなんて・・・・

 

 

どうして、今それを言うのですか?

どうして、今そこまで言うのですか?

悲しみが、襲ってきます

聞きたくなかった・・と・・・

 

 

でもね、夫の言葉は、確かに本当のことかもしれません。

ただ、それが全てではないのです。

その瞬間は、そう思ったこと それは事実かもしれません。

でも、それが心の全てなのか、本心なのか、ということはわかりません。夫自身でさえもわからないことかも知れません。

 

 

 

過去にこんな記事を書いています

chie-kiku.hatenablog.com

 
不倫女性に向けて書いている記事ではありますが・・・
結局同じこと、言ってることが全てではないのです。
 
その瞬間、瞬間、に思うことを言う
そしてそれは確かに嘘ではない、でも全てではない
これが真実です。
 
妻の愚痴を言ったり、実は不倫は本気だった、それはその瞬間に感じていたこと、でもそれが夫の全ての気持ちではないのです。
 
記事に書いたように、日曜日の夕方「明日の会社が嫌だな〜」と思いながら本当に休む人はどれだけいるでしょう、確かに嫌だな〜と思いながらも会社には向かうのです。
 
夕飯作るの、嫌だわ〜 掃除洗濯、まるで家政婦こんな暮らし嫌だわ!と言いながらも、本当に嫌で放り出してしまうことまではしない・・・それは、やっぱりそのことを大切に思っている自分もいるわけです。
 
夫の、正直に発言する言葉も、同じようなことです。
確かに いろんな思いをもったのでしょう、それでも謝罪したり、時々家には戻ってくる、生活費を入れてくれる、そういう事実もあるのです。(そんなこともないのです、という場合もあるでしょうが・・涙)
 
 
正直すぎる夫、ある意味ここにも男性の幼児性が表れているのでしょう。言葉を呑み込むことは苦しいのです、ましてや自分が犯した罪を問われているような立場だとよけいにそのことを正当化したくなります。だから、いろんなことを理由つけて告白したくなるのです。
 

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(正直な言葉って、受け止めきれない時、心の中はこんな空のように複雑になりますね・・・)
 
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正直な言葉によって、心が通じ合うのは、お互いの抱えている傷にお互いが気づいてからなのです。そこで、はじめて正直な言葉を受け入れられるのでしょう。
 
そして、その伝え方、聴き方にもコツがあったりするものなのです。