夫婦、家族〜離婚と生活、人生について考える

夫婦って何だろう、結婚って何だろう、幸せに生きたい〜そんなあなたへの言葉

親子の関係性が夫婦の関係性を左右する

親子の関係性が夫婦の関係性を左右する、

〜親子関係の影響が深い夫婦の関係性〜

 

夫婦の関係性を築くのに重要な役割を果たすのが、親子の関係性です。親子の関係性がその後の夫婦の関係性を左右すると言っても言い過ぎにはならないと感じています。

 

この親子関係を通して、どんな人格を形成されたかということが、夫婦の絆を築き上げること、夫婦関係を構築することへ繋がっているのかと実感します。

 

もちろん子供が目にする親の姿、夫婦の姿がひとつのモデルパターンとしてインプットされることはあるでしょう。そのモデルパターンに対して、こんな夫婦になりたい、と思ったり、こんな夫婦にだけはなりたくない、と思う それは誰しもあることでしょう。

 

だから、ついつい子供のためにいい夫婦でいなくちゃ、と思うんですけどね・・

 

でも、いくら夫婦仲良くしていても子供への関わり方でその子が将来結婚してからパートナーと築き上げる夫婦関係が親と同じようになるとは言えないと思うのです。

 

だからこそ、1人親だから・・ということは関係ないのではと思ってしまいます。(これは話がそれますが・・)

 

大切なのは、その子とどう関わるかが大事なのです。

 

夫が、家庭の中で 夫らしく生きていけない(夫らしくってなんぞや?ということは今回はあえてふれませんが)なんだかいつまでたっても子供のまま、あるいは妻に求めているものは便利屋のようなこと?

そんな生活の具体的なところから、人としての部分、妻とどう関わるのか、自分から積極的に関わろうとしない、自分のことしか考えてないような態度、1人で悩みを抱え込んでしまったり、この人にとって結婚っていったいなんだったの?と感じるような場面をいくつも感じてしまうことがありませんか?

 

こんな夫を感じる、夫婦関係は どんどん気持ちの距離が離れてしまいます。そして、こんなふうに自分のことしか考えられない夫に不倫ということが起きるのもしばしばです。

 

夫の親との関係を、落ち着いて思い返して見てください。

 

親子の関係性、ひとつは過干渉 いろんなことを干渉される育てられ方には、自立という面が損なわれます。自分で考えなくても、決定しなくても、また面倒なことをしなくても、ことが進んでいく そして失敗した時には親が尻を拭う、そんな人生。そこに自立は生まれません。

また、その逆の放任、自由にしていいよなんだけど、自由が全ていいのかというとそうでもありません、好きにしたらいいよ と言われても、何を選択したらいいのか、自分はこれでいいのか、自信のないままの人生になったり、逆に何をしてもいい、という規範ができたりします。

 

どちらにしても、何が欠けているのかというと 人との距離感が抜け落ちているのです。この距離感を感じることで人は自立という世界に飛び立つことができるのです。

 

 

親子の距離感とは、世話を焼く、困っていることを助ける、一緒に悩む、悲しむ、そんなサポートをしながらも 心の距離を正しく保つことが大切なのです。この心の距離感がないと、子どもと親が同一化してしまい、ただの過干渉となるでしょう。

 

また、放任にしても同じこと 自由にしてもいい、でもあなたはどうしてみたい?と問いかけることで子どもの心に寄り添っていることになります。なんでも好きにしたらいいよ、だけで心が寄り添っていないと愛を感じない、愛に飢えた状態が続く大人になってしまうでしょう。

 

この寄り添う心をもって親子の距離感が作られていくことが、大人になって、1人の男性として女性との距離感を作り上げることに繋がっているのです。

 

不倫をする男性に欠けているのが、この自立の部分であるとも感じています(具体的な生活の自立、ということではなく精神的なものです)

 

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過干渉で育っているから自立できないということもありますが、放任されたから、今度は自分の家庭こそはと思っているのに、愛情のかけ方や愛され方がわからないまま結婚生活を続けているという男性が多いのも現実ですね。

 

夫とその両親の関係性から、夫自身の成り立ちのようなものを感じられるかも知れません、そして夫の抱える本質的な問題に近づくことができるヒントがそこにあるのかもしれません。